●DXAとは2重エネルギーのX線を人体に照射し、透過前後の減衰率から骨密度を求める方法。2重エネルギーを用いることにより、軟部組織の影響が補正される。骨粗鬆症の臨床における標準的方法であり、日本骨粗鬆症学会でも、骨粗鬆症診断で最も信頼出来るものとされている。
●Hologic QDR Delphi(当院初代DXA)
当院は、日本の第1号DXAがHologic QDR 1000であったので、最も検査データーが蓄積されている。HologicのDXAを導入することにしました。その当時で最新のQDR Delphiを導入しました。旧機種と最も異なることは、検査スピードが向上したことと、IVA(瞬時脊椎圧迫骨折分析)が高精度でできるようになったことです。
●Hologic QDR Horizon(当院2代目DXA)
平成28年3月より、現在の最新のQDR Horizonに更新しました。検査スピードのさらなる向上と、Delphiで行っていたIVAはもちろん、骨質の評価の一つである、骨微細構造(TBS)の判定が可能となりました。また、大腿骨の骨強度解析(HSA)も可能となりました。
●当院のDXA撮影
腰椎骨密度(30秒)
大腿骨骨密度(30秒)
IVA正面撮影(10秒)、IVA側面撮影(10秒)
の4つのモードで検査を行い、またTBSも判定し骨密度と骨質の両面から総合的に骨粗鬆症の診断を進めます。